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LPレコードの手入れと保存方法
LPレコードの手入れと保存方法についてインターネットを検索してみると、人それぞれであることがよく分かります。 高価なクリーナーを使っていたり、水洗い、ボンドのパックなどなど・・・・
また、長い間保存していたら、かびが生えていたという話も聞きます(私は、カビを生やしたという経験がないので、どのようにしたらカビが生えるのか分かりませんが)。
確かに、全くクリーニングしないのは問題外ですし、 レコードの記録面を手でべたべた触るのも問題外ですが、 私の経験からいうと、それほど神経質にならなくても、大丈夫なような気がします・・・・・。
私が、今、レコードの手入れを行っている方法だと、汚れ、ホコリによるスクラッチノイズは殆ど目立たなくなります (盤面についてしまった傷は、どうしようもない)。 また、レコードにダメージを与えているようにも感じられません。 しかしながら、インターネットを検索しても、私と同じような使い方をしている例を見かけませんでした。
ということで、一つの例として、私の手入れ方法と、保管方法を書いてみたいと思います。 ただ、金をかけない試行錯誤の結果ですので、一つの参考と考えて下さい。
1.道具類
(1) | レコードクリーナですが、NAGAOKAの粘着ロールタイプのクリーナーを使っています。粘着型のクリーナで有名なピクソールとほぼ同じ頃に発売されました(1980年頃だったろうか)。 発売当初のピクソールは、クラフトテープの粘着面をそのまま使っているような感じのものでした(今のものは知りません)。 確かに強力ではあったのですが、粘着剤がレコードに残るような気がして、それが心配で使う気になれませんでした。 これに対して、NAGAOKAのロールタイプのクリーナーはシリコンゴムを使ったもので、ピクソールに較べるとクリーニング効果は弱いですが、レコードへのダメージは少ないような気がしました。このため、こちらを使っています。 よく見かけるタイプのクリーナー(写真左:オーディオテクニカのもの)もありますが、こちらは、潤滑剤を延ばすときに使っています。 | |
(2) | クリーニング用の潤滑剤ですが、NAGAOKAのStat-Banを使っています。 潤滑性に優れているだけでなく、帯電防止効果があります。 また、これを吹き付けてレコードを再生すると、レコードに付いていたゴミがどんどん取れてきます。 かなり汚れているレコードでも、 「Stat-Banの吹きつけ → レコード再生 → 針のクリーニングとレコードのクリーニング」 を数回繰り返すと、スクラッチノイズが非常に減ります。 ドクさんによると、フッ素樹脂系の潤滑剤のようで、ミニ四駆の潤滑剤としても優秀とのことです。 | |
(3) |
Stat-Banをスプレーするときに、液をのばすのに使っているアクリルたわしです。 (1)のクリーナーも、このアクリルたわしも、レコードの溝に入り込んだ汚れを落とすことはできないようです。 ただ、こちらの方が丈夫にできているし、汚れたら洗うことができますので、こちらの方が使いやすいと思います。 | |
(4) | 針をクリーニングするのに使っている発泡スチロールです。 適当な大きさに切って、使います。 |
2.レコードのクリーニング
中古のレコードを買って再生してみると、見た目は綺麗なのですがスクラッチノイズが盛大に聞こえることがあります。このようなレコードは、以下の操作でクリーニングして使います。
また、未使用のレコードは、潤滑剤をコーティングするため、1回目は以下の操作を行います。
(1)レコードにNAGAOKAのStat-Banを吹き付けます。汚れがひどいレコード、中古で購入したレコードは、盤面が濡れるまでたっぷり吹き付けます。
(2)下の写真のように、アクリルたわしでStat-Banを軽く延ばします。
(3)十分に乾かしてから針を落とし、再生します。
(4)中古のレコードだと、かなり汚れていることがあります。下の写真は、再生中に針先にこびりついた汚れです。ここまでひどいと、数回、クリーニングする必要があります。
(5)再生が終わったら、粘着タイプのロールクリーナーで浮き上がった汚れを除きます。
(6)発泡スチロールを針先に当て、手前に軽く引きます。数回繰り返すと、針先の汚れがとれます。
針先をクリーニングしている様子 |
発泡スチロール上に残った汚れ。これが、ほとんどなくなるまで繰り返すと、スクラッチノイズが非常に少なくなる。 |
汚れのひどいレコードは、以上の操作を数回繰り返します。
3.レコードの保存方法
以上の操作を2回くらい繰り返すと、汚れがスクラッチノイズはかなり減ります。
ちょっとでも、レコードの手入れは、そんなに面倒でしょうか? 保管していると、簡単にかびが生えるものでしょうか?
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